耳なれない言葉の馬油(ばあゆ)。お肌にとってもいいんだって!
馬油(ばあゆ)とはその字の通り、馬から採取した油です。中国から日本に伝わったのは奈良時代と考えられており、それ以来、古くから薬用として用いられてきましたが、記録に残っているのは昭和に入ってからの様です。
起源とも言える中国では、5〜6世紀頃の書物に「馬の油は髪を生ず」と書かれていた事から、少なくともその時代には存在していた事が分かります。
薬師堂の創業者でもある直江昶(なおえとおる)という人が、馬油の効果に目を付けた最初の日本人です。
彼は父の経営する油脂機械を製造する会社で働いていましたが、ある日、酷い激痛で呼吸をするのがやっとな程の大火傷を負います。
この火傷は医者でも治せないと思った直江は、以前「馬の脂肪は火傷に効く」と言ってもらってた馬肉の脂をこの火傷に試してみたのです。そうしたら3ヶ月も経つ頃には、火傷をしたのが分らない程に完治したのでした。
それ以来、彼は仕事の合間を縫って馬の油を研究し続け、昭和46年に日本で初めて商品化へと繋がるのです。 江戸〜明治時代に香具師が販売していたガマの油は、実は馬の油だったのではないかと発表し、口コミで全国へと広まって現在に至ります。
馬油には、不足すると、肌荒れ・くすみ・しわ・しみ・そばかす・抜け毛などのトラブルの原因になってしまう『不飽和脂肪酸』が豊富に含まれていることが分かっています。
しかも、『不飽和脂肪酸』は、浸透力が高く、お肌につけると速やかに確実にお肌の奥まで吸収されます。
また、『不飽和脂肪酸』に含まれるリノール酸はメラニン色素の生成を抑える働きがあり、もちろん『馬油』にもこのリノール酸が多く含まれています。馬油には、強力な浸透力があるため、皮下組織まで吸収され、お肌の表面はサラサラとサッパリします。
皮下組織に浸透した馬油の刺激で、血管を拡張し血行を良くする働きがあるので育毛にも効果的。
また、皮膚を馬油の薄い膜でおおうため、皮膚を保温する働きもあります。
馬油は、皮膚の炎症をしずめ、患部の熱を速やかに取り去ります。火傷や痔、アトピー性皮膚炎、日焼けの痛み、育毛などによい働きがあったという報告があります。
高度の『不飽和脂肪酸』があった事と、人間の脂肪に成分が酷似していた事で、馬油が人間の皮膚から体内に吸収されても、何ら障害を起こすこともなく、そのまま人体に親和して血行促進の効能が発揮されるのです。
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